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知的障害児を栄養障害の改善からアプローチする

これまで数多くの発達障害児教育メソッドが世界中で実践されてきました。脳性麻痺や自閉症など脳障害改善へのアプローチは、一般的には、脳への外からの感覚刺激に重点が置かれてきました。ドーマン法、ボイダ法、さくらさくらんぼ保育、七田式など、そのほかにも数多くの療育法があります。
これらの知的障害児改善メソッドからわかってきたことがあります。それは、「多種多様な五感への感覚刺激が脳の発達には有効だ」という説が、その事例の多さからいっても間違いないという事実です。人間には、「ある器官が損傷してもそれを補うはたらきを別の器官が代用する」という能力(代償作用)が備わっていることがわかったからです。それをさらに促進するアプローチが栄養障害の改善からのアプローチなのです。


 精神障害も、栄養障害の改善で克服されていく

知達障害児を栄養障害の改善からのアプローチは、ノーベル賞科学者ライナス・ポーリング博士が先駆けとなって体系化した分子整合精神医学に基づいています。これは成人の精神障害に、栄養改善からの取り組みが非常に有効だったことからはじまりました。そこからメガビタミン療法(ビタミンB群を大量投与する療法)などが生まれました。
ポーリングの研究が土台となり、さらに細胞生理学から生体のメカニズムの解明が進んだ今日では、人間が大・小生体リズムの集合体でできていることがわかってきました。(24時間周期のサーカディアンリズムや心拍、脈拍、脳波や呼吸のリズム、そして酵素やタンパク質の生成リズムや細胞間の情報伝達のためのシグナルの受け渡しリズムなど。)
そこで生化学の分野で、今もっとも注目されているのがポストゲノムとも呼ばれているエピジェネティクスの研究から、細胞のレセプター栄養素が遺伝子のオン・オフをコントロールしていることが証明されたのです。(エピジェネティクスは、細胞膜に備わっているレセプタータンパク質=内在性糖タンパク質が細胞膜の外側に届くさまざまな刺激を識別し、それに適した対応を促すシグナルを遺伝子に送り込むことで、遺伝子がオン、オフに切り替わり、すべての生体反応が起こる仕組みを解明した分野)


人間は食べ物でできている

脳も食事から摂る栄養素で作られ働いています。そして、脳にとって大切な栄養素は、酸素とブドウ糖だといわれてきました。たしかに脳がしっかりと活動するためのエネルギーを生み出すには、欠かせない栄養素です。しかし、厳密に言うと、それだけでは不十分です。脳も物質で構成されているので、その機能を維持する材料となる栄養素が同じように必要なのです。
それが、細胞を構成するタンパク質の材料となる単糖類や必須アミノ酸や、必須脂肪酸です。さらには、それらを生成する生体内化学反応に欠かせないのが、ビタミンやミネラルといった微量栄養素です。これらの栄養が充足した土台の上で、脳はしっかりと機能することができます。中でも、エピジェネティクスの研究からわかることは、細胞表面のタンパク質すなわちレセプタータンパク質(糖鎖)を生成する材料となる単糖類の摂取が必要なのです。
ここで、誤解されがちなのが、エネルギー源となるブドウ糖と細胞の材料となる糖は、同じではないのか?という点です。細胞膜のレセプターの材料となる糖は、いわゆる甘い砂糖ではありません。細胞間の情報の受け渡しのために記号のような(あるいは文字のような)役割をすると考えてください。
発達障害のお子さんに砂糖(ブドウ糖)を摂らせすぎることはよくないことです。しかし、細胞の材料物質のレセプター栄養素(単糖類)は、不足しているということを知っていただきたいのです。
栄養障害という話をすると、戦時中の食糧難の時代ならいざ知らず、飽食の時代のいまではありえないと思われるかもしれませんが、見た目にこだわった現代の食品は、昔の食品に比べると栄養価が下がっています。現代の野菜の栄養価は激減しているので、昔の何倍も量を食べないといけない状況です。さらに化学合成された食品添加物の害も見過ごせません。そして、単糖類(糖鎖のもと)は、食事からはほとんど取れないのが現状です。

栄養を摂取するときの注意

栄養の摂取で頭に入れておいた方がいいことがあります。食物を消化して腸から吸収すればそれで済んだと思われますが、じつは細胞まで届いて代謝までいってはじめて栄養摂取の意味があります。代謝されてはじめて栄養がからだの役に立つには微量栄養素の摂取が重要です。現代人は、全体的に、生体内の化学反応のために使われる微量必須栄養素が不足した状態(一種の栄養失調)にあるといえるのです。
 
つぎに有害重金属の排泄も重要です。食品添加物や農薬が残留した食物をとる弊害として体内に蓄積された水銀、アルミニウムなど有害物質を速やかにデトックスする必要があります。脳内に入り込んだ有害重金属が自閉症の原因ということが、よく話題になりますが、本来、血液脳関門も細胞でできており、細胞膜に備わるレセプター栄養素がしっかり充足されていれば、けっして、脳の中に入ることはできないのです。

この事実に着目した「毛髪検査システム」は、よく話題に上ります。地球環境と同じく、現代人のからだの中には、有害重金属をはじめ化学物質(からだにとっては異質なもの)で汚染されていることは事実なので、毛髪からそれらが検出されることはふしぎではありません。しかし、検出されたからといっても、毛髪から排泄しようとする体の反応の結果ですから、あまりに神経質なる必要はありません。

問題は、キレート療法などを勧められたり、ゼオライトなどの重金属を吸着するサプリメントをを勧められることが多いので、注意が必要です。どちらも、あえて必要はないと当塾では考えます。むしろ、有害重金属が出ないほうが、代謝機能のバランスを崩している可能性が高いのです。

また、有害食品の防御も欠かせません。牛乳、マーガリン、精製食品(砂糖、小麦粉、化学調味料)からからだを守ることは大切で、適切な栄養摂取があっても、防御がいい加減では、相殺されてしまうからです。
そして、ホルモン注射による一年中妊娠した状態の牛の乳は、脳だけでなく人体にはよくありません。
カゼイン(牛乳に含有)やグルテン(小麦粉に含有)が麻薬物質に近い性質という理由から、牛乳もパンも厳禁だと主張する方もありますが、そんなことではなく、事の本質は、牛乳も小麦粉も精製度が進みすぎる時、自然界にはない吸収スピードが体内で起こるため、過剰吸収による反作用として、からだのバランスを崩すことになるのです。(牛乳であれば、血中カルシウム濃度が急上昇することで、おもに骨からカルシウムを排泄してしまう)

また、マーガリンは、自然界にない状態の油でからだを錆びさせるといわれます。具体的には、活性酸素がそれらの食品をとりすぎることで発生し、レセプターを損傷するため、必要な物質と不要な物質の見分けがつかない状態になってしまうのです。
そして、精製食品は、自然界ではありえない低分子の状態になっているので、吸収速度が速すぎるため、からだが異常反応を起こし、一種の低血糖症のような体内環境になるので、精神的に不安定になる確率が増すといわれています。
   
  栄養をしっかり吸収するために必要な習慣
  正しい食事
     微量栄養素を多く含み、有害物質が少ない食事がからだにはよい    
    
  適度な運動
     筋肉は脳と深いつながりがあり、運動神経の発達と脳の発達は比例する
    
  十分な睡眠
     深い眠りが、脳の発達のための栄養吸収には不可欠
    
  精神の安定
     リラックスした状態とストレスを受けた状態では吸収力が違ってしまう


『ひらめき集中塾』での栄養指導
  毎回、教室の最後に食材から必要な栄養素を摂れるようにアドバイスしています

  脳の発達によいといわれるサプリメントには、いろいろな情報が飛び交っています。
ひらめき集中塾では、人間のからだは生体リズムの集合体であるという視点から、細胞レベルの生体リズムに欠かせないレセプター栄養素(糖鎖)の必要性をポイントにおいて栄養指導をさせていただきます。
人間は食べ物(栄養)でできている。脳も食べ物から摂った栄養素で作られている。知的障害を栄養障害という視点から見つめなおしたとき、脳の神経細胞を働かせる栄養素が十分でないとき、いくら適切な刺激を与えたとしても空回りに終わってしまうことになります。まずは土台を準備していくことで、刺激は効率よく発達への有効な手段となっていきます。栄養の偏りが非常に多い事実...。そこで、『ひらめき集中塾』では栄養障害というアプローチをベースに、原始反射を弱める五感へのさまざまな負荷刺激、さらには生体リズムに合った聴覚からの刺激、そして、親の子育てのモチベーションアップ取り組みながら、子どもの生体リズムが整えるために有効な「原始反射」を利用した各種デジタル教材と通して、「意味のあることば」を脳に入れていく指導を致します。

 


知的障害の栄養改善からのアプローチ

発達メソッド成立の背景

知的障害の栄養改善からのアプローチ

家庭力アップで子どもは成長

感覚刺激による成長促進

原始反射の矯正

発達障害児・学習障害児を伸ばすヒント

脳に必要な栄養素(糖鎖について)

トータルな障害児教育メソッドを求めて

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