この事実に着目した「毛髪検査システム」は、よく話題に上ります。地球環境と同じく、現代人のからだの中には、有害重金属をはじめ化学物質(からだにとっては異質なもの)で汚染されていることは事実なので、毛髪からそれらが検出されることはふしぎではありません。しかし、検出されたからといっても、毛髪から排泄しようとする体の反応の結果ですから、あまりに神経質なる必要はありません。
問題は、キレート療法などを勧められたり、ゼオライトなどの重金属を吸着するサプリメントをを勧められることが多いので、注意が必要です。どちらも、あえて必要はないと当塾では考えます。むしろ、有害重金属が出ないほうが、代謝機能のバランスを崩している可能性が高いのです。
また、有害食品の防御も欠かせません。牛乳、マーガリン、精製食品(砂糖、小麦粉、化学調味料)からからだを守ることは大切で、適切な栄養摂取があっても、防御がいい加減では、相殺されてしまうからです。
そして、ホルモン注射による一年中妊娠した状態の牛の乳は、脳だけでなく人体にはよくありません。
カゼイン(牛乳に含有)やグルテン(小麦粉に含有)が麻薬物質に近い性質という理由から、牛乳もパンも厳禁だと主張する方もありますが、そんなことではなく、事の本質は、牛乳も小麦粉も精製度が進みすぎる時、自然界にはない吸収スピードが体内で起こるため、過剰吸収による反作用として、からだのバランスを崩すことになるのです。(牛乳であれば、血中カルシウム濃度が急上昇することで、おもに骨からカルシウムを排泄してしまう)
また、マーガリンは、自然界にない状態の油でからだを錆びさせるといわれます。具体的には、活性酸素がそれらの食品をとりすぎることで発生し、レセプターを損傷するため、必要な物質と不要な物質の見分けがつかない状態になってしまうのです。
そして、精製食品は、自然界ではありえない低分子の状態になっているので、吸収速度が速すぎるため、からだが異常反応を起こし、一種の低血糖症のような体内環境になるので、精神的に不安定になる確率が増すといわれています。
栄養をしっかり吸収するために必要な習慣
正しい食事
微量栄養素を多く含み、有害物質が少ない食事がからだにはよい
適度な運動
筋肉は脳と深いつながりがあり、運動神経の発達と脳の発達は比例する
十分な睡眠
深い眠りが、脳の発達のための栄養吸収には不可欠
精神の安定
リラックスした状態とストレスを受けた状態では吸収力が違ってしまう
『ひらめき集中塾』での栄養指導
毎回、教室の最後に食材から必要な栄養素を摂れるようにアドバイスしています
脳の発達によいといわれるサプリメントには、いろいろな情報が飛び交っています。
ひらめき集中塾では、人間のからだは生体リズムの集合体であるという視点から、細胞レベルの生体リズムに欠かせないレセプター栄養素(糖鎖)の必要性をポイントにおいて栄養指導をさせていただきます。
人間は食べ物(栄養)でできている。脳も食べ物から摂った栄養素で作られている。知的障害を栄養障害という視点から見つめなおしたとき、脳の神経細胞を働かせる栄養素が十分でないとき、いくら適切な刺激を与えたとしても空回りに終わってしまうことになります。まずは土台を準備していくことで、刺激は効率よく発達への有効な手段となっていきます。栄養の偏りが非常に多い事実...。そこで、『ひらめき集中塾』では栄養障害というアプローチをベースに、原始反射を弱める五感へのさまざまな負荷刺激、さらには生体リズムに合った聴覚からの刺激、そして、親の子育てのモチベーションアップ取り組みながら、子どもの生体リズムが整えるために有効な「原始反射」を利用した各種デジタル教材と通して、「意味のあることば」を脳に入れていく指導を致します。
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