数多く存在する知的障害児メソッド成立の背景

世の中には発達障害に対しての多種多様なメソッドが存在しますが、その背景には、現代医学からは「有効な手立てがない」現状なので、保護者にすれば藁をもすがる思いの方が多いことが大きな理由の一つです。それだけ期待が高い反面、医学的な根拠がない療法も多く、いったいどれを信じればいいのかと迷う方も多いと思います。
自閉症や多動を伴う発達障害児の発症原因は、心理的要因と器質的要因の二つが議論される時期がありました。現在、器質説が優勢ながらも、心理的要因も重視した発達メソッドは数多く存在しています。
当塾では、どちらかに限定するつもりはないのですが、基本スタンスとして器質的に比重を置く指導となります。理由は、からだを十分にコントロールできていない現実を子どもさんと接する中で感じており、からだのリズムを整えることで、こころのリズムは整いだすという実感を持っているからです。

医学的には、発達障害児を治す方法はいまだ見つかっていません。しかし、脳科学で検証され認知された脳への刺激(リハビリトレーニング)を主体とした療法は、ある一定の効果をあげており、脳の可塑性に期待するトレーニングが一番多いと思われます。たとえば絵画教室、リズム運動教室、音楽教室、工作教室、まわりの子たちとのコミュニケーションも精神と身体機能の発達に有効な手段だといわれます。保育園でも混合保育(統合保育=インクルージョン)という障害児と健常児の区別なく保育する方式が最近では一般的です。たしかに集団の中での自然な交流は、いろんな刺激から発達にいいというのが一般論になりつつありますが、じつはそんなに簡単なことではありません。

発達障害児の脳内で起こっている「原始反射」という行動リズムを無視して、統合保育を行うと、まったくのよい刺激が逆効果をもたらします。


小さいうちは混合保育でいいけれど...

同のような現状から、同じ障害児でも身体障害児と違い、発達障害児の場合は、就学に近づけば近づくほど「統合保育」(=集団のなかで、ただ一緒にいる)だけでは、かえって逆効果の場合も多いのです。

障害児の発達に統合保育の有効性が強く叫ばれる背景には、「いろんな環境からの刺激があるので障害児の発達にいい」という一般論がその前提にあります。
ところが、実際には、そんなに単純な話ではありません。むしろ混合保育は健常児保育のためにこそいいという認識はあれど、「原始反射」について、掘り下げて発達障害児のことを真剣に考える保育園・幼稚園関係者は少ないのです。からだの不自由な子どもが一緒にいれば、いたわり、やさしさのこころを自然に育むこと(=しつけのための生きた教材)になるのは悪いことではありません。しかし、せっかく健常児という強力なサポーターがいるのですから、もし「ミラーリング(感応現象)」という原始的行動リズムの特徴を活かした指導を行なえば、統合保育は、大きな成果を生み出すといわれています。しかし、実際のところ大半の幼稚園・保育園、小学校では、そのような取り組みはなされていないのが現状なのです。

園の関係者(保育士さん)にすれば、健常児の情操教育には、障害児が最適な存在ということになります。でもそれだけでは、統合保育とはいえません。事実、統合保育をこのまま遂行したとしても、発達障害児の場合は、就学に近い園児になるにつれてまわりからは誤解の対象となり、いじめの対象にもなっていきます。そして、コミュニケーションがとれず、孤独になり、苛立ち、自信喪失へという悪循環につながって逆効果となることの方がむしろ多いのです。
だから就学前検診で「グレーゾーンです。様子を見ましょう」といわれ、保育士さんに相談しても、「集団の中にもっと入れてみる努力をします。でも家庭でもがんばってしつけをしてくださいね」というくらいの返答しか返ってこないのです。それに合った指導法や保育手段は、園側も持っておられないのが普通です。
このような、発達障害を取り巻く現状から、福祉関連の療育、NPOや民間を問わず、多くのメソッドが日本には存在するということなのです。


ドーマン法をはじめ、ほとんどの発達障害児メソッドは「原始反射」に着眼した療育法だということができる

大脳生理学の観点から「脳への多種多様な感覚刺激が、脳の発達に有効ではないか」という考えに基づくメソッドがドーマン博士が体系化したドーマン法という知的障害児メソッドです。20世紀の半ばから半世紀の歴史があり、日本でも落馬事故を起こし脳に大きな損傷を負った有名なジョッキーがこの療法に取り組んだことがマスコミでも流れたのでよく知られています。知的障害児も脳の損傷という捉え方で五感を通じてのいろいろな脳への物理的刺激を加え、生体に備わる損傷部位を補う作用(補償作用)を引き起こすためのリハビリトレーニングとして、取り組むメソッドです。

このドーマン法から、派生的にいろいろな障害児メソッドは生まれていると考えてほぼ間違いないと思います。七田眞さん(七田式メソッド)もドーマン法をベースにして、フラッシュカードや知育教材を展開しておられます。その流れを汲むエジソン・アインシュタインスクール(鈴木昭平氏の「子どもの脳にいいこと」や「自閉症・多動という知的障害児が天才性を秘めている」という書籍やDVDの広告をよく目にする)もあります。絵カードをフラッシュすることで、脳の発達を促すことは、ドーマン法の天才児(英才)教育の流れを汲むものです。天才児教育も、もともとはドーマン博士の知的障害児の発達メソッドを土台に発展してきたといわれます。

発達障害児の行動リズムの特徴は脳幹にコントロールされた「原始反射のリズム」によってパターン行動が現われてきます。高速で点滅する光に強く反応したり、車や電車の車窓を眺めると、集中が持続したり、特定のビデオを繰り返し何度も見続けるなど。これらの特徴を利用した形で、意味ある情報を脳内に入力するための取り組みがフラッシュカードやドッツカードなのです。

他にも、鈴木式(鈴木慎一氏が創始者、バイオリン演奏で子どもの能力を伸ばす発達メソッド)や、リトミック運動(リズム・ダンスでからだ全体を使った楽しいメソッド)、動作法(成瀬悟策氏)、だっこ法(阿部秀雄氏)、スヌーズレンなどがあり、保育園や特別支援学校でも取り入れるところもあります。

このように、先天的・後天的にかかわらず、発達障害を脳の損傷と位置づけ、脳の損傷した部位を「代償作用(脳科学的に立証される補う作用)」を活性するバラエティにとんだ感覚刺激が、脳の発達にはいいという事例が数多くあります。しかしながら、まだどんな発達状況の子どもにも確実に有効なメソッドというものはありません。それは、義務や強制的にリハビリトレーニングとして、メソッドを取り組んだとしても効果が思ったようには上がらないことがわかってきたからです。
そして親への負担が多すぎるメソッドでは、なかなか持続はしません。親子が楽しくなければ、子どもにもストレスとなって、かえって逆効果になってしまいます。

『ひらめき集中塾』では、「原始反射」という発達障害児(多動児、自閉症児)特有の脳幹リズムに支配された段階を、越えていけるよう、脳の特徴に特化した発達刺激(家庭空間の最適化)にプラスして“親の愛情”というこころの栄養素(=無理なく家庭力向上)を土台としての発達へのプログラムをお伝えいたします。


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