HOME お問合せ 音響免疫療法の試聴 親子相談会・教室説明会 傳田先生講演会 県外の方も教材がレンタルできます   
多種多様な感覚刺激

従来の発達障害児メソッドは、器質説(運動機能の障害)という観点で、先天的・後天的にかかわらず「脳の機能障害」と位置づけ、五感への感覚刺激を通じて、正常発達の運動刺激を再現し、脳の可塑性に期待する手法です。
人間の体は視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚という五感からの刺激がたえず脳に届いて、それに対して脳が応答するという仕組みでできて、脳に運動刺激が記憶され刺激の分は、発達してく(使えば使うほど活性化し、使わなければ退化する)という考え方に基づいています。これは、筋肉を例にとれば、使わなくなった筋肉は衰え弱くなってくるが、よく使う筋肉は発達し強くなるという経験からもわかります。発達障害児の脳への刺激を増やすことは、脳の構造からも当然必要不可欠です。

発達障害児を体の機能障害と考えた時、脳の神経細胞への刺激による反応が十分に機能していない脳の状態にあるといえます。そして、人間の体はある器官が損傷した場合に、「他の器官がそれを補う」というはたらきがあり、脳にもそれが当てはまるという前提に立った取り組みです。

発達障害児メソッドの草分け的な存在であるドーマン博士は、「脳のしくみにも、この人体の性質が当てはまるのではないか」という着想から、ドーマンメソッドを作り上げたといわれています。世界各国の障害児メソッドの多くは、このドーマン理論に基づいて取り組みがなされています。脳への多種多様な感覚刺激は、「損傷した脳の部位を別の部位が補う」という意味では、間違いなく有効な方法であるといえるでしょう。

しかし、そこには大きな問題点があるといわれます

ただ、あえて申し上げますと、従来の感覚刺激メソッドだけでは、少なからず問題点があります。 
ドーマン法の感覚刺激も複数の指導員が発達段階の運動刺激を順序立てて行っていくものです。それに加えて、ドッツカード(1万種類にも及ぶ絵カード、文字カード)を用い、大量かつ高速に脳に「意味のある情報」を与え、刺激していきます。その結果、奇跡的とも言うべき脳性麻痺児の改善などが起こるというのです。
  
ドーマン法が源流となって、数多くの発達障害児メソッドが生まれているので、ここでいう指摘は、特定のメソッドではなく全般的な視点から見た問題点です。
一つ目は、ほとんどの感覚刺激メソッドは、継続的な実行にともなう大きな努力が不可欠であること。プログラムにそった、毎日の継続した五感刺激の訓練が、脳の発達に欠かせない以上、プログラムを受ける発達障害児本人とその保護者はもちろん、それ以外にも多くの人たちの補助なくして、十分な成果をもたらさないという点です。

2つ目は、1にも関連しますが、メソッドを継続するためには経済面の負担が少なくないということ。いくら保護者が子どものために熱心に取り組みたいと願っても、人件費がかかるカリキュラムの性質上、障害児教室に少なからぬ投資が必要という現実があります。

そして、3つ目は、カリキュラムは『訓練』という位置づけのものが多く、教室での五感刺激の訓練が、本人にとって楽しくない場合、大きなストレスとなって教室への足を遠のけるという結果になりやすいこと。訓練する側も訓練される側にも、ストレスをかけない五感刺激の訓練があればいいのですが、現状では難しいようです。

そこで感覚刺激をいかに楽しく取り組むことができるかが必要になってきます...。

しかし、概念化ができない発達障害児の場合、単純に楽しいことをベースに質の高いトレーニングを行うことは、難しいといわなければなりません。理由は、「原始的な行動反射」という脳幹にコントロールされた刺激に反応してしまうからです。言い換えれば、楽しいという概念以前の「快か不快」かの本能的な感情表現と考えるべきなのです。ただ、「落ち着いていればそれでいい」という反応が本当の意味で「楽しい感情」から生じたものではないという認識の上に立った取り組みが必要なのです。

視覚・聴覚からの刺激

五ーマン法を源流にして、そこで学ばれた七田眞さんが、日本に「右脳教育」として展開され、その他多くの視覚・聴覚を刺激するメソッドがあります。
五感の中でも、知育にもっとも直結するのは、視覚・聴覚だといわれています。絵カード(フラッシュカード、ドッツカード)を高速で見せることで、脳の神経回路を増やせるのではないかという仮説に基づいています。事実、多動で落ち着きのない子が集中して絵カードを追うという現象が現れます。フラッシュというだけあって、かなりの速度ですが、意味ある単語や文章、数字を脳に入力していくことが子どもの脳とっていい影響があるといわれています。

厳密には、これも一種の『原始的な反射行動』のリズムを利用した指導法であるということは、一般にはあまり知られていません。自閉症児や多動児特有の行動パターンのなかでしばしば見られる「車や電車の景色をじーっと眺めている時は静かにしている。」や「同じビデオを何回も再生して、同じ場面に同じ反応(声を上げて喜ぶような)をしている」や「特定のコマーシャルを見ると反応する」など。
明らかに、高速でテンポよく変化する視覚(聴覚も)からの情報に、「原始反射」は反応するようになっているからです。これは、ほとんどの発達障害児メソッドに共通する「脳幹の原始的な生体リズムの残存」という特徴を逆に利用したものなのです。

さらに、これは余談になりますが、この脳幹という古い脳のリズムが残存していると、普通の常識では考えられない記憶力や筋力が時として発揮されます。発達障害児に特定の才能や記憶力がずば抜けている現象がしばしば報告されています。ダスティン・ホフマンが映画レインマンで演じた「サヴァン症候群」でもあったように、超人的な記憶力の根底には、「脳幹の原始的な行動リズム」が関与した時、意志とは無関係に、いわば条件反射が自動的に発動し、記憶されていくようなのです。俗にいう「火事場の馬鹿力」もその一種で、火事という緊急事態に、脳幹の原始的行動リズムのスイッチがオンになり、凄い力が生まれるというのです。他にも、似たような人間の脳のポテンシャルの大きさを物語る例は数多いと思います。
しかし、これは「社会性」という新しい脳(前頭葉)が発達した人間にとって、むしろ抑えるべき能力だという見解が、この現象に対する正しい捉え方だと思います。たしかに、「自閉症児や多動児が天才性を秘めている」というショッキングなコピーを新聞広告などで宣伝される発達指導方法もあるようですが、それは、「原始反射」を利用した「特定刺激の反応を強化」することで、可能性としてはたしかにありうるのですが、逆の目に出ると『社会性からは程遠い』コミュニケーション力のレベルにとどまってしまいます。
やはり、「脳幹の原始的な行動反射」の特性をまず、崩していくことが先決なのです。
放って置けば、1対1のレベルに偏りがちな記憶回路を、1対多という概念構築回路を作っていくための取り組みが必要なのです。

ここまでで、すでにお気づきの方もあると思いますが、絵カードで入力された情報は、基本的には1対1の対応で記憶されるといわれています。少しでも、パターンが崩れると、全く機能しないという難点があります。発達障害児の「こだわり行動」も、同じで、いつもと同じでないと脳内に混乱が生じパニックを引き起こすからです。いかに、原始反射という特性を利用した教育が慎重を要するかを知っていただきたいのです。
行動療法や多くの自閉症児・多動児に対する発達教育で、視覚にあまりにも重点を置きすぎると、絵カードのような、単純なパターンは、複雑な生活空間には再現されないので、パターン行動の強化につながることも少なくありません。
次に、からだ全体を動かす運動あそびからの刺激も重要で、単なる機械的な五感への刺激は指導する側もされる側も苦痛ですが、それが楽しい場合には効果が飛躍的に伸びます。ダイナミックにからだを動かして脳を刺激するためには、運動のカリキュラムが必要になってきます。「原始反射の行動リズム」への対応のポイントは、飽きさせない工夫が必要になります。

そのためには、「ダイナミックな行動リズム」という刺激がもっとも有効だと思います。これは、からだを思いっきりを使うことでも可能ですが、発達障害児の場合は、運動機能の障害でもあることから、一般のスポーチ教室や激しい運動は、困難かと思われます。じつは、ダイナミックな行動リズムは、大きく激しい運動だけではありません。ダイナミックなリズムとは、教材を用いた場合、リズム・テンポ・抑揚・強弱などバリエーションをできるだけ増やすことも欠かせません。

要は、意識水準が頻繁に弱まる発達障害児の脳の特徴に、ある種の「負荷刺激」を与えることがポイントなのです。一般的に家庭でも保育所でも実現可能でとても有効だとされる方法は、一定リズム(できるだけ大人のペースに近い速さ)で休まず長時間歩行をさせることです。
それを継続することで、間違いなく「原始的な行動反射」を弱める刺激が脳幹に届くのです。その結果、「夜にはぐっすりと眠ってくれるようになった。」といってくださる方もあります。睡眠のリズムも原始反射を崩していった結果、元の状態に戻っていきます。

従来のメソッドにある機械的な感覚刺激だけでは不十分(必要条件だが十分条件ではない)であることを踏まえたうえで、楽しく取り組める多種多様な感覚刺激を『ひらめき集中塾』では指導しています。


感覚刺激による成長促進

なぜ発達教室を

親子相談会・教室説明会

発達メソッド成立の背景

知的障害の栄養改善からのアプローチ

家庭力アップで子どもは成長

感覚刺激による成長促進

原始反射の矯正

教室の紹介

HOME  なぜ発達教室を  お申込み  お問合せ  親子相談会・教室説明会    特商法の表記
子供や赤ちゃんのイラストわんパグ
子供や赤ちゃんの
イラストわんパグ
リンクページ
Copyright (C) 2009 『ひらめき集中塾』 All rights reserved
inserted by FC2 system